中国銀行業監督管理委員会は10日、2016年第2四半期の主要監督管理データを発表した。それによると、第2四半期に銀行業の資産・負債規模が引き続き緩やかに増える一方、銀行業の利益成長は若干減速した。
2016年第2四半期末時点で、銀行業金融機関の国内外総資産は218兆元と、前年同期に比べ15.7%増加。うち大手商業銀行は7.4%増の83兆4000億元で全体の38.3%を占め、株式制商業銀行は15.3%増の40兆4000億元で全体の18.5%を占めた。
経済減速による影響を受けて銀行業の利益成長は若干減速した。2016年第2四半期末までの商業銀行の純利益は8991億元と、前年同期に比べ3.17%増加。また、第2四半期の商業銀行の総資産利益率(ROA)は前年を0.08ポイント下回る平均1.11%。株主資本利益率(ROE)は平均15.16%と、前年同期比で0.77ポイント低下した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月11日