同紙によると、世界初となる量子暗号通信の実験衛星とあって、かつてない技術水準と精度が求められており、衛星の負荷面の安全性が極めて重要となるため、打ち上げ当日もシステム担当者による最終の点検確認が行われるという。
「零号指揮官」と呼ばれる打ち上げ秒読み担当者の馮醜明氏は、今回の打ち上げの後、下半期に宇宙ステーション「天宮2号」、有人宇宙船「神舟11号」の打ち上げが予定されているなど、スケジュールが過密化しており、地上側は人的な側面でも設備面でも万全の準備が不可欠で強い圧力がかかっていると指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月15日