阿里巴巴(アリババ)集団の靖捷副総裁は、「ある意味、ファン経済とは、『実物+バーチャル』という消費体験のアップグレード版のこと」との見方を示す。
インターネットショッピング・モール・天猫のアクティブユーザー約4億人の消費ビッグデータを分析すると、消費の傾向が現在変化していることが分かる。低価格競争やパケット通信利益流量红利により成長してきたeコマース1.0時代はすでに終焉を迎え、品質を重視した消費を特徴とするeコマース2.0時代が現在も続いている。そして、「実物+バーチャル」という消費体験のアップグレード版のファン経済が、eコマース3.0時代の幕を開き、商品の実物消費は、娯楽や文化などのバーチャル消費へと広がり、新しい発展の動向を見せている。
——触れ合い型。通信機器メーカー「小米」の共同創業者の黎万強氏は以前、「ファンとの触れ合いが当社の成功の秘訣。当社は、ファンに商品の研究開発や市場運営に参加してもらっている。そのようなスタイルにより、ファンの全く新しい参加型の消費心理を満たしている」との見方を示した。