IT市場調査会社IDCの最新データによると、今年上半期の世界の携帯電話端末出荷台数は約6億7800万台で、前年同期に比べ0.2%の増加にとどまった。サムスンが引き続き世界トップの座を守ったが、出荷台数は2.3%の小幅増で、アップルは15.7%の減少。一方、華為(ファーウェイ)は26.8%の大幅増となり、シェアが6.9%から8.8%に上昇した。
世界スマートフォン(スマホ)市場がほぼ停滞するなか、中国のOPPO、VIVOはこれに逆行して台頭し、聯想(レノボ)と小米(シャオミ)を押し退けている。それぞれシェアは6.6%、4.8%に達し、世界スマートフォン企業トップ5に攻め込むダークホースとなった。
スマホ市場が日増しに飽和する状況のなか、中国製スマホが安定的な成長を保ったのは、世界的な拠点分布と密接な関係にある。