アフリカで強まる中国の影響力 存在感の不足に焦る日本とインド

アフリカで強まる中国の影響力 存在感の不足に焦る日本とインド。

タグ: 中国経済

発信時間: 2016-08-16 17:00:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

インドは、インド洋における中国のプレゼンスを疑いの目で見ている。セーシェルやマダガスカル、モーリシャスなどの国には、約32カ所のインドのレーダー基地と情報収集所による広大なネットワークが形成されつつある。インドはこれによって、広大な海域内の船舶の往来を監視することができるようになる。インドはさらに、自らのものとみなす水域への派兵能力を高め、モーリシャスのような友好国に武器を提供している。インドは現在、アソンプシオン島に海軍基地と空軍基地を建設している。マダガスカルの北にあるこの島は、東アフリカで新たに発見された近海ガス田から近い。

日本も海軍力を見せつけようとしているが、その活動はまだ限られたものとなっている。日本は今月、アフリカのテロ対策のための1億2千万ドルの援助の提供を約束した。日本はまた、ソマリア沖で治安維持を行う多国籍海軍部隊への援助も揺るぎなく継続している。中日両国は、外交と貿易の両方面で激しい力比べを展開している。ねらいは二つある。一つは、自然資源と市場へのアクセス、もう一つは、アフリカ大陸の国連での54票だ。前者を勝ち取る努力は日本が1990年代に始めたもので、日本は当時、港湾や鉄道の建設を助けた。東京大学教授で日本国際協力機構元理事長の田中明彦氏によると、日本のアフリカに対する援助は長年にわたって、ほかの富んだ国とは「質的な違い」があった。その原因の一つは、直接的な貧困削減よりもインフラ建設に重きを置いたことにあるという。「我々は批判も受けたが、現在は、インフラ投資の必要性が認められるようになった」

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