トヨタ自動車が9日に発表した高級ブランド「レクサス」の2016年1~6月の世界販売実績は前年同期を5%上回る約31万9000台だった。2015年に新型車を相次ぎ投入した効果が全体の伸びをけん引し、3年連続で過去最高を更新した。日本経済新聞が報じた。
15年は多目的スポーツ車(SUV)「RX」や最高級SUV「LX」、中型セダン「ES」の新型車を投入した。結果、日本国内を含む4地域で販売台数が前年実績を上回った。
香港を含む中国ではハイブリッド車(HV)を含むESの販売台数が前年同期の1.8倍の2万台となった。SUVも堅調に推移し、全体は26%増の4万7000台だった。
最も主力の北米市場は4%減の16万2000台だった。ガソリン安の影響で大型車に需要がシフトしている米国ではRXなどSUVが11%増の8万6000台だったのに対し、ESやISと言った乗用車の販売台数が2割減の6万5000台にとどまったのが響いた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月17日