9月4−5日に杭州で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に、全世界の人々は世界経済に新たな活力が吹き込まれることを期待している。では、G20首脳会議の開催により、中国国民の生活にはどのような変化がもたらされるのだろう?人民日報が報じた。
雇用創出、長期間効果のあるメカニズム構築へ
中国国際問題研究院の■宗沢(■はこざとへんに元)・常務副院長は、「主要7カ国(G7)と違い、G20は、新興エコノミーや発展途上国、欧州連合(EU)などが加盟しているため、大口商品市場の需要開拓や需要と供給の関係の調和の取れた調整などの面で、一層確実な推進力がある。市場の需要の拡大は、一般の人々にとっては、労働ポストや雇用創出する機会の増加となる」と強調する。
新たな会場は建設されず 旧跡もリフレッシュ
杭州市委員会の趙一徳書記によると、杭州は、G20のメイン会場やB20メイン会場、中国と海外の首脳の宿泊先、その他の関連の会場を準備するために、新しい会場を建設することはせず、必要に応じて改修を行ったため、納税者のコストが大きく削減された。また、一連のメンテナンス措置により、多くの旧跡もリフレッシュされた。