また趙シニア統計師は、「この月のデータには企業の生産経営活動に存在する輸出入の下ぶれ圧力が引き続き大きい、資金不足に陥る企業の割合が引き続き高い、人件費と輸送コストが上昇している、といった主要な問題点が反映されてもいる」との見方を示す。
国務院参事室の姚景源特約研究員は、「このたびのPMI指標には2つの注目点がある。1つは生産指数の回復上昇で、企業の生産が安定し、製造業全体として生産が基本的に安定した状態にあることを物語る。もう1つは企業が市場の需要に基づいて生産を行おうとしていることで、注文が増えれば企業への需要が回復したことになる。8月の両指標をみると、どちらも良好な状態にあるといえる」と分析する。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年9月2日