「作業方法は一般的な3Dプリンターに似ており、まずモデリングを行う」。実は李氏の開発チームは昨年、50万元以上の注文を獲得した。同社は中秋節3Dオーダーメイド月餅の生産サービスを提供し、購入者は文字や画像を提供するだけで、これを月餅で立体的に表示できる。例えば一部の中小企業は、企業文化を感じさせる他にはない月餅を、少量ではあるがオーダーメイドしたいと思う。「モデリングに成功すれば、その形の月餅を印刷できる。当社はすでに型のデータバンクを構築している。購入者はそのうち気に入った型と、製品の最終的な大きさを選択するだけで、プリンターに印刷を開始させることができる。また量産化された月餅と価格に大きな差はない」と李氏は語る。
李氏のチームは2014年9月に同社を設立し、国家CAD実験室と浙江省3Dプリンター実験室の資源を利用し、3D食品プリンターを独自に開発した。この3D食品プリンターはあんこやチョコレート、肉餡を使った月餅など、5つのシリーズで10種類以上の食材を印刷できる。さらにその原材料は市場監督管理部門のQS認証を得ているので安心して食べることができるのだという。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月10日