3日間に及んだ東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議は9月8日、全ての協議を終え、ラオスのビエンチャン国家会議センターで幕を閉じた。
中国-ASEAN首脳会議では、「中国-ASEAN対話関係構築25周年記念サミット共同声明」や「中国-ASEAN生産能力提携共同声明」などが採択された。ASEAN各国と中国・日本・韓国の<10+3>首脳会議で、参加国首脳は<10+3>の協力を強化し、東アジア共同体の長期目標を達成するための重要な枠組みとすることを改めて強調。東アジアサミットについて参加国首脳は、この枠組みを「首脳主導の戦略フォーラム」として、共通で関心を持つ広範な戦略、政治、経済のテーマを協議する場にするとしている。
中国とASEANは1991年に対話パートナーシップを結び、2003年にその関係は戦略パートナーシップに昇格した。政治と安全保障の相互信頼、経済・貿易をめぐる協力、密接な人文交流から現在の戦略的なマッチングまでと、中国-ASEAN関係は経済・貿易から各分野に至るまで深く発展し、着実に成熟してきた。過去25年を中国-ASEAN関係の急速な「成長期」とすれば、将来の25年は関係の質が向上する「成熟期」となり、急成長から質向上の段階に入る見通しだ。