鄭州―徐州高速鉄道が10日、正式に開通した。中国の高速鉄道網がさらに整備され、全国の高速鉄道による外出がより便利になった。これと同時に、全国の鉄道は再び運行ダイヤの大調整を迎えた。同高速鉄道の開通により、中国の高速鉄道の営業距離が2万キロの大台に乗り世界一をキープし、世界の6割以上を占めた。香港・星島環球網が伝えた。
ネット上で最近流行している動画がある。動画の欧州人は京滬高速鉄道の運行中の車内で1枚の硬貨を立てたところ、8分間も倒れなかった。同じ実験を日本の新幹線で行ったところ、連続して失敗した。この実験は安定性の高さしか証明できないが、中国の高速鉄道は近年、無から有へ、追随者から先頭走者に移り変わった。この奇跡的な発展は、異論の余地なき事実だ。中国の高速鉄道は複雑な地質条件と気候環境下で運行する能力を持つ。安全で信頼できる、高い技術力を持つ中国製高速鉄道は、世界に渡す「美しい名刺」になった。
発展のペースが速すぎるためか、高速鉄道に関する古い疑問が解消されたと思いきや、新たな疑問が浮上している。中国の高速鉄道の運営は全体的に赤字で、負債が膨らんでいるが、高度発展を維持できるのだろうか?このような懸念は理解できる。中国鉄路総公司の業績報告書によると、同社の負債総額は今年上半期時点で4兆2100億元に達する。
巨額の負債を懸念するのは正常だが、全面的に深く理解すれば、次のことに気づくだろう。長期的に見れば、4兆元以上の負債は最終的に、中国の経済・社会の発展を妨げるのではなく、その原動力になるのだ。
中国の中長期鉄道網計画により、高速鉄道の建設が着実に推進されている。2020年までには、3万キロの規模に達する。鄭州―徐州高速鉄道がこのほど正式に開通したほか、南寧―昆明高速鉄道も正式に総合調整・試験段階に入っている。滬昆高速鉄道(上海―昆明)も、年末に全線開通となる。これらは中国の高速鉄道が負債に手足を縛られ、躊躇することなどないことを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月15日