米航空機メーカーのボーイングは13日に北京市で発表した報告書の中で、中国が今後20年間で6810機を導入し(価値にして1兆250億ドル)、世界初の1兆ドル規模の航空市場になると予想した。
ロイター通信は13日、ボーイングの民間機部門「ボーイング・コマーシャル・エアプレーンズ」のランディ・ティンセス副社長の発言として、「中国では中産階級が拡大を続けており、新たなビザ発給政策とワイドボディ機といった理由が加わり、中国市場の長期的な将来性に期待できる」と伝えた。記事によると、その他の米国企業は中国の経済成長率の低下を懸念しているが、ボーイングは依然として中国市場の好況に期待している。
ボーイングとエアバスは、世界で最も力強く成長する中国市場で、シェア争奪戦を展開している。中国も自国の航空機開発能力をつけており、年末に国産機C919の初飛行を予定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月15日