・日本経済新聞の13日の記事
アウディは中国の高級車市場でシェア首位。ネットサービス分野では現地で圧倒的な存在感のIT企業と手を組み、独BMWなどに対抗する。
中国では米グーグルや独ヒアなど世界展開するデジタル地図サービス大手の活動が限られる。中国向け地図はアリババと組み、将来の現地での自動運転車での応用に向けた布石も打つ。
一方、テンセントとは車向けチャット(会話)サービスを開発し、2017年から運転手が位置情報や音楽を共有できるようにする。百度とはスマートフォン(スマホ)のアプリを車で共有できる、米アップルの「カープレー」に似たサービスを17年に立ち上げる計画だ。
アウディは北京に独国外で最大の研究開発拠点を構える。中国法人のヨアヒム・ウェドラー総経理は「中国はデジタル技術で重要な市場だ」と述べ、現地仕様のサービスを早期に立ち上げ顧客獲得につなげる考えを示した。