デロイトトーマツと米国競争力協議会が作成した「2016年 世界製造業競争力指数」レポートによると、米国は2020年までに中国から第1位の座を獲得し、中国は2位になることが予想されている。日本メディアが伝えた。
同指数は、2010年と2013年に続き3回目の発表。今年の調査では、世界中の製造業のエグゼクティブ550人以上から回答を得た。製造業で優位を占めていた国の間の実力に、大きな変化が生じつつある。製造業で先進的で高度な製品・加工技術や素材を用いることが増えるに従い、20世紀製造業の伝統的な中心地である米国、ドイツ、日本、イギリスが競争力上位10カ国に返り咲いている。これらの国は先端製造技術に投資しており、その中心的な役割を担うのは、イノベーション、人材、エコシステムである。
ドイツは3位を維持し、日本は現在の10位から4位に浮上する可能性がある。製造業競争力が高い国トップ10のうち、北米とアジア太平洋の2地域が主要な競争エリアだ。BRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)でトップ10に入るのは中国のみ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年9月29日