中国光大集団は7日、アルバニアのティラナ国際空港(TIA)の全株式を買収すると発表した。買収価格は未公開。これにより、中国の欧州との貿易連携が一段と強まると考えられる。
協議によれば、光大集団は富泰資産管理有限公司との合弁会社キーン・ダイナミクス(KDL)を通じて、ティラナ国際空港の2027年までの運営権を接収し管理する。今年4月に、光大集団と富泰資産管理は空港運営権を2025年までと発表していたが、その後アルバニア政府が2年間の延長を承認した。
この取引は中国企業によるアルバニアでの初の重大投資案件だ。ティラナ国際空港のロルフ・カストロ・バスケスCEOは、「同空港は中国光大と共に新たな時代に向かって進む」と述べた。中国光大控股公司の陳爽則CEOは、「光大控股の資源と支援を得て、ティラナ国際空港はインフラとハードの高度化が可能になる」と述べた。
双方は買収価格を公開していないが、光大集団は9000万米ドルを投じるとの報道もある。