英国のクリス・グレイリング運輸大臣は11日、中国と英国の間で、航空会社が両国を結ぶ航空路線の1週間当たり運行本数を倍以上に増やすことで協議がまとまったと発表した。これについて英『フィナンシャル・タイムズ』は12日、英国政府が進める「EU離脱後の自信あるグローバル化の英国」という改革の一部になるとの見解を示している。
中国の復旦大学経済外交研究センターの宋国友主任は12日、『環球時報』の記者に対し、この協議について、英国がEU離脱をめぐる国民投票後に中国とさらに密接な経済・貿易関係を築こうと考え、より強い行動で中国の成長による恩恵を受けるのが狙いと分析した。
英国運輸省は11日、中英が航空旅客輸送力の上限を大幅に増やすことで合意したと発表した。両国間を結ぶ航空路線の1週間当たり運行本数の上限を現在の80本から200本に引き上げると同時に、貨物輸送の本数制限を撤廃し、英国の航空会社が向かう中国国内の行き先制限も無くす。