英『ガーディアン』は、マンチェスターで今年初めにロンドン以外では初となる中英の直行便が就航したことを紹介。マンチェスター空港グループのチャーリー・コニッシュCEOは、「同路線の乗客者数は想定をはるかに上回っており、今年夏季の搭乗率は90%に達した」と話した。英国政府は、同路線が向こう10年にわたり英国経済に2億5000万英ポンドの貢献を果たすと試算している。
6月23日のEU離脱国民投票後に英ポンドが大幅安となり、旅行やショッピングで英国を訪れる中国の観光客は以前よりも多くなった。宋国友主任は、英国に向かう航空路線を毎週40本から100本とし、1機当たり乗客200人とした場合、乗客者数は毎週1万2000人を超え、年間で数十万人の中国人が英国へ観光やショッピングに行くことになると分析した。
『ロイター』は英国政府観光庁のロドリゲス会長の話を引用し、これからクリスマス期間までの中国から英国行き航空チケットの予約がすでに約25%増えたと指摘。ロンドンの商店が多くの中国人を迎え入れ、「観光業はEU離脱後のスター産業になる」との見通しを示した。