コワーキングスペース(共働ワークスタイル空間)とアクセラレータ(起業の加速)を手がける上海市の「X・NODE」の創業者・周■(王へんに韋)さんは12日、2016年全国大衆による起業・革新活動週間の上海分科会場でのイベントがスタートした際に、「私たちは最近、オーストラリア政府と起業拠点をめぐる協力を進めると同時に、ニュージーランド、ドイツ、フランスなどとも同様の協力を進める準備をしている」ことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
周さんによると、「ますます多くの海外起業家が上海に興味を抱くようになった」という。
周さんが手がけるアクセラレータを例に挙げると、X社は上海での設立から1年半で、100人近い海外の起業家を集めた。これは上海の海外起業家のうち半数を占める数字だ。
周さんは、「都市インフラ、言語環境、長江デルタ地域につながり日本や韓国に近いという地理的優位性などにより、上海は海外起業家が中国に進出する際の人気都市になっている」と話す。