中国航天科技集団第五研究院が13日に発表した情報によると、中国は来月に初のパルサー衛星航法試験衛星を打ち上げる。同衛星は宇宙の軌道上で最も忙しい衛星になる可能性がある。京華時報が伝えた。
自然界で最も安定的な天文時計であるパルサーは、未来の宇宙探索の「灯台」になる。すでに発見されリストに入れられているパルサーの数は2000個以上に達し、うち約160個はX線周期的放射の特徴を持ち、衛星航法の候補となる。
パルサー衛星航法システムは地上のナビゲーションを直接行うことができず、近地球軌道衛星・深宇宙探査・宇宙船のナビゲーションを行う。X線パルサーは宇宙の「灯台」で、極めて安定的なX線パルス信号を放つため、近地球軌道衛星・深宇宙探査・宇宙船に高精度の位置・速度・時間・姿勢などさまざまな自主ナビゲーション情報サービスを提供する可能性がある。これにより宇宙船の長時間・高精度の自主ナビゲーションと精密な制御を実現する。