インフィニティは中国で現在、9車種(SUVが5車種、セダンが4車種)を販売している。6車種はガソリン車で、3車種はHV。
政府が充電施設の建設に力を入れ、エコカー購入への補助金を支給していることから、中国は米国を抜き世界最大のEV市場になった。テスラ・モーターズ、BMWなどの高級ブランドは、中国市場によりEVの販売量を伸ばそうとしている。
インフィニティの中国での販売台数は、今年伸び悩んでいる。1-9月の販売台数は前年同期比2%増で、世界の7%を下回っている。競合他社の同期の販売台数を見ると、キャデラックが38%増、リンカーンが191%増。
インフィニティは中国大陸部の市場に近づくため、2012年に香港に本部を置いた。2020年までに世界高級車市場の10%のシェアを手にするためには、さらなる取り組みが必要だ。
インフィニティは来月、中国に「QX30(SUV版)」を導入する。1.6リッターエンジンで、中国のコンパクトカーを対象とする自動車取得税減免制度に合わせる。クルーガー専務執行役員は、同車種により今年の中国での販売台数を伸ばすことができると表明した。インフィニティは今年QX30により、西欧市場での販売台数が155%増となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月21日