預けるのが手間、支払いが不便、問い合わせが面倒、誤配があるなど……こうした問題は多くの利用者から長らく宅配サービスの泣き所とみなされ、サービスの運営効率を制限してきた。最近、国際スピード郵便(EMS)は騰訊(テンセント)と戦略的協力を締結した。今後は「微信」(WeChat)による料金支払い、スマート技術を利用した配達・サイン、顔認識による受け取りなどのブラックテクノロジーが現実のものになる見込みだ。「北京日報」が伝えた。
協力合意に基づき、今後のEMSの料金支払いには微信と携帯電話の「騰訊QQ」(テンセントQQ)を通じたオンライン支払いが全面的に導入され、注文の受付から支払いの完了まで全過程でオンライン化が実現する見込みだ。また微信のパブリックアカウントとQQのプラットフォームを利用して、「予約、集荷、支払い、チェック、受け取り」がカバーされたクローズドループスマート配達・サインサービスが実現する見込みだ。利用者は微信やQQで1回ボタンを押せば注文が終わり、配送員は利用者から提供された位置情報に基づいて、より迅速に集荷先と配達先を把握することができるようになる。誤配といった問題に対処するためには、技術研究開発プラットフォームの騰訊優図の顔認識技術が公務での宅配サービスや貴重品・重要文書の配達に幅広く応用されるようになり、顔認識による受け取りが現実のものになる見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年10月24日