ここ数年にわたり中国とアフリカ双方向の実務協力が急拡大し、地域間の貿易と投資も急速に伸びている。電子商取引においても、アフリカ市場は中国のクロスボーダー電子商取引業者を引き付けている。「集酷KiKUU」創業者の徐征COOは、国内のクロスボーダー電子商取引が中国企業のアフリカ市場開拓を助けると同時に、現地で必要とされる経済成長と民生改善にも役立っていると話した。
現地経済の安定成長に伴い総人口が12億人に上ったアフリカ大陸では、軽工業、紡績、衣服、金物、時計、寝具、家電、電子製品に対する需要が日に日に増えている。アフリカ各国でモバイルインターネットが次第に普及し、各国政府による電子商取引プラットホームの導入がチャンスをもたらした。ロンドンの業界組織、GSMアソシエーションの統計によると、アフリカはスマートフォン市場の成長率が世界で最も高く、人口の急増と持続的な経済成長の需要による消費市場の潜在力が大きい。
徐征COOによると、集酷KiKUUは現在、アフリカ市場で数十万種に上る商品を販売しており、小売商品が単一化する問題を解決した。また、自社の物流配送チェーンをつくって顧客の商品受け取りまでの時間短縮を図ったほか、アフリカ各国で異なるカスタマイズニーズを満たすモバイルプラットフォームを構築。オフラインでの商品展示も行い、アフリカ電子商取引の立体的なマーケティングモデルを作った。