長征5号が打ち上げ成功、海外メディアも称賛

長征5号が打ち上げ成功、海外メディアも称賛。

タグ: 長征5号 打ち上げ成功

発信時間: 2016-11-04 10:03:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国で積載能力が最も高いロケット、推進力が最大の新型エンジン、ほぼ100%の新技術――香港紙・南華早報(電子版)は3日、長征5号の初となる打ち上げ成功は、中国が米国の現役ロケットの推進力に匹敵する打ち上げツールを、ついに開発したことを意味すると報じた。

長征5号の打ち上げ後、多くの海外メディアが直ちに反応を示した。AFP通信は「中国が宇宙強国になるプロジェクトを推進するなか、長征5号の地球低軌道の積載能力が25トンに達した。これは自動車16台分の重量だ。同ロケットは月探査プロジェクト第3期、有人宇宙ステーション、初の火星探査など多くの国家重大科学技術プロジェクトの打ち上げ任務を担当する。中国は、宇宙プロジェクトを国家の進歩と、台頭する国際地位の象徴としている」と報じた。

南華早報は3日「長征5号は中国の未来の宇宙事業における新型ロケットだ。同ロケットの登場により、中国と米国の宇宙探査の差が、数十年から数年に短縮された。宇宙の駆け引きには、深い変化が生じようとしている。オーストラリアの宇宙専門家、モリス・ジョーンズ氏によると、長征5号は中国が宇宙事業の目標を実現するための鍵であり、その成功は中国宇宙事業の成熟を示しているという」と伝えた。

イタルタス通信は「中国は史上最大のロケットを初めて打ち上げた。このロケットは200件以上の新技術を使用しており、ロケット全体に占める比率は92.5%に達する」と報じた。ロシアのウェブサイト「regnum」は「長征5号は環境に優しい無毒燃料、最新型の安定制御システムなど、中国最新宇宙技術を搭載している。中国の宇宙産業は急速に発展しており、ロシアや米国を追い抜こうとしている。中国は2020年に火星探査プロジェクトの実施を予定しており、長征5号は火星軌道に探査機を送り込むことになる」と報じた。

米宇宙情報サイトは3日「今回の打ち上げにより、中国は宇宙進出能力を高めることになる。長征5号は実践17号衛星を静止軌道に打ち上げる。同衛星はイオンエンジンの軌道上での制御実験を行う」と伝えた。米国の宇宙関連メディアは「3日の打ち上げは、長征シリーズにとって238回目の打ち上げであり、中国が今年行った16回目の軌道打ち上げ任務でもある。長征5号は中国宇宙計画の、ロケット主力軍になる」と報じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月4日

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