ビッグデータについては2020年に920億元市場に成長する見通しだとしたほか、IoTについても中国に新たな潮流をもたらし、ハードウェアやソフトウェア、サービス、インフラ業界の技術の需要を増加させるとした上で、2016年~2020年の年平均成長率は13%に達すると予測。新エネルギー自動車については、中国の自動車市場で成長ポテンシャルの最も高い分野だとした上で、2020年までに中国国内の保有台数は152万台に、普及率は5.1%に達するとの見方を示した。
クレディの中国A株担当ストラテジストの陳李氏は、深セン証券取引所にはこうした分野の企業が数多く上場しているが、「深港通」(深センと香港の株式取引の相互乗り入れ)が近く開通すれば、外国人投資家の買いが入るようになると指摘。「滬港通」(上海と香港の株式取引の相互乗り入れ)では882銘柄が取引できるが、「深港通」では約1100銘柄が取引対象なり、幅広い銘柄を選択できるようになると述べ、先行きに期待感を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月4日