ローソンは12月、中国のコンビニエンスストアにポイントサービスを導入する。競合するコンビニチェーンと比べ、ローソンは海外展開で後れを取っている。香港のITベンチャーと連携し、中国での事業をテコ入れする。
ローソンの海外店舗数は10月末に1000店を突破した。中国では上海を中心にフランチャイズチェーン(FC)展開を加速している。ただ、現状で海外事業は営業赤字が続いており、海外店舗数が4万店を超える「セブンイレブン」など競合チェーンと規模の差も大きい。
中国でのポイントサービスではすでに提供しているスマホ向け会員アプリ「羅森点点」を活用する。買い物をするたびに1元当たり10ポイントたまり、1000ポイントで1元のクーポンを提供する見通しだ。
ローソンは2017年1月をめどに親会社となる三菱商事と連携しながら、海外店舗数を20年に3000~5000にする目標を掲げる。主力となる中国事業では18年2月期の黒字化も目指している。スマホの普及が急速に進む中国でアプリを活用したポイントサービスを導入し、販売促進を強化する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年11月11日