「大阪のユニバーサルスタジオジャパンは2013年以前、経営状態は芳しくなかった。中国人観光客を強力に誘致した結果、毎年の営業利益は7億ドルを超えた」。11月17日、中国貿易促進委員会が主催する「中国企業国際投資検討会及び中国(蘇州)国際投資サービスサミットフォーラム2016」において、PAG Asia Capital(太盟投資集団)の邱中偉董事総経理は、中国資本の投資を受けてからのユニバーサルスタジオジャパンは、中国人観光客の入場者が入場者全体の10%を占めるようになったと述べる。
同日に行われた「グローバルバリューチェーンの再構築と国際投資」分科会において、「中国資本」の力について登壇者の間で活発に議論された。データによると、2015年のグローバル対外投資は1兆8000億ドルの大台を突破。前年比38%増となった。うち中国企業による対外投資額は1450億ドルで過去最高を記録した。アメリカに次いで世界第2位の規模であり、資本の純輸出国となっている。