統計によると、供給側の構造改革の絶え間ない推進に伴い、工業物流需要の構造調整が大きく進んだ。一部の高エネルギー消費産業の物流需要が若干回復すると同時に、新たな経済成長エンジン関連産業の物流需要も伸びが加速。10月の装備製造業、ハイテク産業の付加価値増加率はそれぞれ10.1%、10.5%に達し、工業(一定規模以上)平均をそれぞれ4ポイント、4.4ポイント上回った。これらを踏まえると、新たな経済成長エネルギーの増加がますます加速し、成長エンジンの改良が引き続き進んでいる。
消費物流の需要は急速な増加が続いた。1-10月の消費関連組織と消費者の物品物流総額は伸び率が前年同期比44.6%と、1-9月に比べ0.2ポイント上昇。今年は40%以上の高水準を保っている。インターネットの発展と消費者の消費高度化が進むなか、オンラインショッピングのなかでも特に電子商取引の物流需要などが高い伸び率を保ち、それに伴って宅配便の業務量も増加が続いた。中国物流・購買連合会と京東集団の合同調査による電子商取引物流運行指数は10月が119ポイントで、前月から0.5ポイント上昇した。