人民元建て資産の魅力は、外資の中国進出の勢いからもうかがい知ることができる。中国商務部のデータによると、米国の今年1−10月の対中投資は前年同期比79.8%増、EU28カ国は41.55増、英国は119.9%増、ドイツは86%増、ルクセンブルクは154.2%増、スウェーデンは52.6%増となっている。うちハイテク製造業とサービス業が、外資の主な進出先になっている。
資本市場開放、着実に推進
改革の深化により自信を深め、着実な開放でウィンウィンを促す。注目すべきは、経済グローバル化が難航するなか、中国が依然として資本市場の対外開放を秩序正しく推進していることだ。これは国内投資家の世界資産の運用、海外投資家の人民元建て資産の運用に向け、新たな扉を開いた。
応氏は「中国の金融市場は歴史が浅く、まだ成熟していないが、秩序正しい開放を続けている。これは人民元国際化に対して、極めて深い積極的な意義を持っている。このような開放は、中国金融市場の発展を促進するばかりでなく、さらに海外投資家の人民元建て資産の自由な運用の実現に向け便利なルートを提供し、人民元建て資産の魅力を大幅に高めることができる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月6日