ミャンマーは民主化後、経済を対外開放し、市場改革を進めている。国際通貨基金(IMF)の予測では、今年のミャンマーの経済成長率は8.1%となっている。事実上のアウンサンスーチー政権が成立してから、同国はすぐに中国と接触。中国はミャンマーにとって最大の貿易相手国であり、経済特区や発電所、港湾の建設が進められている。
今年の経済成長率予測は、カンボジアが7%、ラオスが7.5%。ハイペースな経済成長が所得水準の向上や貧困率の低下につながっている。中国とカンボジアの関係は急速に発展しつつあり、昨年の2国間貿易額は48億米ドルと、2012年の2倍以上に急増した。
カンボジアとラオス、ミャンマーは、中国のサプライチェーンに融合しつつある。これらの国々は中国の工場から半製品を仕入れ、アパレル関係の消費財を販売するが、これらの製品は現地で中国資本の企業が製造している場合も多い。IMFの統計では、中国のこれらの3カ国からの輸入はここ5年でほぼ倍増した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月7日