「FRBにとって中国のインフレ傾向は、今週の会議や2017年におけるアメリカの通貨政策を正常化させる理由をさらに増やすものだった」と、PNCフィナンシャルサービスグループのシニアエコノミストであるビル・アダムス氏は12月13日に述べている。「中国の輸出価格は値上がりしており、世界の石油価格も上昇している。アメリカの賃金も上昇中だ」。
とはいえ、重工業の好転は、政策策定者が痛みを伴う改革を遅らせるのを決めたことも意味する。これらの改革は短期的な成長を損なうだろうが、「煙突産業」頼みだった中国経済が脱却するための長期的なモデルチェンジには有用なものだった。
とはいえ、力強いデータが出たことで、中国の中央銀行に策を講じる余地ができたといえる。どうやら債務上昇リスクは避けられそうだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月16日