新エネ車の販売台数は2011年の8159台から2015年の33万台へと移り変わり、急激な成長期にあり、政府から力強い支援を受けている。新エネ車用ナンバープレートが、上海、南京、無錫、済南、深センなどで試験的に配布されている。
新エネ車は省エネ・排出削減などの優位性が際立っており、喜ばしい発展を遂げている。しかしこの高度発展には、十分に堅固な基礎が備わっているのだろうか。補助金制度は消費者から認められているのだろうか。新エネ車は今後も躍進を続け、ガソリン車に代わり自動車産業の未来になるのだろうか。
自動車の需要と石油供給量の矛盾
生活水準の向上に伴い、自動車の需要が着実に増加している。これに伴い、石油の需要も増加を維持している。統計データによると、自動車用ガソリンは石油消費量の3分の1から2分の1を占め、ガソリン生産量の9割弱を占めている。ガソリン車は石油の供給圧力を拡大し、環境汚染を深刻化させる。
新エネ車の急成長
中国の新エネ車は開始が遅れたが、中国ブランドと世界の同業者の差は小さいため、海外を追い抜くための突破口と見なされている。環境と資源を保護し、中国自動車産業の発展を推進するため、新エネ車は政府から力強く支持されている。例えば国家発展改革委員会は昨年末の「電気自動車充電インフラ発展ガイド(2015−20年)」の中で、2020年までに全国で集中型充電・バッテリー交換スタンドを1万2000軒、分散型充電スポットを480万カ所新設すると発表した。政府の2015−20年までの補助金は、総額4000億元以上と見積もられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月21日