中国のみならず、米国、ドイツ、日本、フランスなどでも、新エネ車の補助制度が打ち出されている。新興企業の発展と成熟は、政策の支持と奨励が必要だ。有利な政策と自身の優位性により、中国は世界最大の新エネ車市場になっている。
難航も前途は明るい
新エネ車の発展は喜ばしいが、懸念すべき点もある。中国自動車工業協会副秘書長の葉盛基氏は「急成長とは良い意味か、悪い意味か」と疑問を呈したことがある。その答えを出すには、まだ時間が必要だ。現在バッテリーのコア技術に進展がなく、充電施設の整備が遅れている。また新エネ車を対象とする補助金をだまし取る、1億元以上の規模の事件が年初に発生した。これらは新エネ車産業にとって不可避の問題だ。
しかし道は曲折しているが、前途は依然として明るい。「省エネ・新エネ車技術ロードマップ」によると、中国は自動車産業技術を未来の発展の目標としている。新エネ車を徐々に主流製品とし、自動車産業の電動化へのモデルチェンジを初歩的に実現することになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月21日