握手したらと思ったら、すぐに決別してしまう。ヨーロッパに投資する中国企業は最近、そのような苦いストーリーを味わってばかりいる。
福建宏芯ファンドは10月にドイツ半導体メーカーのアイクストロンの買収交渉を行い、合意を得たが、ドイツ政府がその買収をまさかの認可取り消しにした。アメリカのオバマ大統領も「国家安全保障を脅かす可能性がある」として、中国企業によるアイクストロン子会社の買収を禁止した。
今年に入り、中国資本はドイツ以外にもアメリカ、オーストラリアなどで妨害や阻止に見舞われた。西洋諸国の一部は、中国の海外投資に対し「疑い、用心、恐れ」があり、そのような気分がますます醸成されているように見える。同時に、中国資本は急激な勢いで世界に向かっており、様々な記録を塗り替え、強大なパワーを見せつけている。
このような矛盾した現象をどう理解すべきだろうか。西洋社会から見た中国資本はどのようなものなのか。海外に進出する中国企業と中国資本の本当の姿はどんなものなのか。
色眼鏡で見られている中国資本