今年の中国の対外投資の増加は依然として勢いがある。1月から11月までの非金融分野の対外投資は1617億ドル。2015年の年間水準を遥かに上回り、前年同期比で55.3%増だった。中国企業の海外進出は一貫して「ウィンウィン」を理念としており、相手国の雇用、税収、経済成長などに大きな貢献を果たしている。データによると、2015年に海外投資をした中国企業は3万社以上で、相手国への納税総額は311.9億ドル。雇用した従業員数は283.7万人だった。
数多くの国で、鉄道や電力などのインフラ分野での中国企業の投資ニーズが非常に強い。張向晨氏によると、この分野で建設が進められる際、中国企業も積極的に「BOT(建設・運営一体型)」の新モデル採用を試みている。これを通じ、相手国の長期的管理を支援するのだ。「このような投資方式は中国企業の長期的収益を確保できるだけでなく、中国の技術とサービス基準を海外に進出させるものでもある」と同氏は述べる。今後推奨されるべき投資の方向性といえよう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月24日