キーワード7:「深港通」のスタート
12月5日、「深港通」(深センと香港の株式取引の相互乗り入れ)が正式に開通した。上海、深セン、香港の3つの証券取引所の相互乗り入れが実現したことで、中国の資本市場の対外開放は重要な一歩を踏み出した。2016年の「政府活動報告」で提起された「深港通の適時始動」が予定通り完了した。
「深港通」は香港市場を通じた深センA株取引「深股通」と深セン市場を通じた香港株取引「港股通」の2つの部分から構成され、深セン・香港両市場の橋渡しを行う。A株市場にとっては、短期的な市場への多くの資金流入を狙ったものではなく、海外の先進的な投資理念の導入と開放的な国際化への姿勢を示したもので、A株のMSCI指数への採用にもつながる。
キーワード8:多層的な資本市場の構築
12月19日、新三板(店頭市場)の上場企業数が10000社に達し、資金調達額は累計で2525.84億元に上った。新三板市場は中国の多層的な資本市場体系を構成する重要な市場で、目覚ましい成績を上げており、ベンチャーキャピタルの投資撤退ルートにもなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月28日