意気込み溢れる起業家は中国をイノベーションセンターに変えつつある。写真はインターネットプラットフォーム運営事業会社で働く社員。
中国ではこの2年にわたり「大衆創業、万衆創新(双創、大衆による起業、万人によるイノベーション)」が進められたことで、社会の起業とイノベーションの新たな活力はますます強くなり、経済・社会発展を牽引する機能が向上している。海外メディア・機関の専門家は、中国の「双創」の成果に大きく注目し、ポジティブな評価を下した。評価の主な内容は以下の通り。
1、「双創」、将来的な中国経済の活力源
マッキンゼー・グローバル・インスティテュートは、中国経済の既存の成長エンジンが弱くなっており、中国が向こう10年にわたり5.5-6.5%のGDP成長率を保つには、イノベーションが経済成長の半分以上を占める必要があると分析。米『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、労働力と資本という従来の生産要素がもたらした成長が次第に鈍化しており、中国が今後10年の経済成長を維持できるかどうかはイノベーションが決めることになるとの見解を示している。