4、中国、起業とイノベーションの新活力が湧き出る
ドイツのミュンヘン工業大学が発表した『2015アムウェイグローバル創業リポート』によると、ここ2年間に中国の起業環境が大きく向上するなか、中国人の起業意欲は世界トップとなった。調査対象となった中国人のうち非常に強い起業意欲を示したのは85%と、世界平均の55%とアジア平均の76%を大きく上回った。雑誌『プロジェクト・シンジケート』は、中国では現在、イノベーション企業にチャンスがもたらされ、自社の新たなアイデアを製品により早く反映するとともに、経費を抑えることができると指摘。中国のイノベーションモデルはグローバルスタンダードになる可能性があるとしている。
5、「双創」、中国のビジネス環境を再構築
『ウォール・ストリート・ジャーナル』は、政府主導の「大衆創業、万衆創新」が中国大地を席巻し、「海賊版」と揶揄されていた技術企業が今では持続的なイノベーションの推進で多くの称賛を受けていると紹介した。中国でのビジネス環境の変革に伴い、阿里(アリババ)、騰訊(テンセント)、百度(バイドゥ)など中国のIT大手が、商用科学技術の版図を変え、IBMやクアルコムなどの外資系クロスボーダー科学技術会社が中国の「双創」の大きなトレンドのなかで実務開放によるウインウインの協力モデルを採用し始め、新たなビジネス環境の再構築に取り組んでいると伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月29日