中国商務部対外投資・経済協力司の商務参事官を務める韓勇氏は、「一帯一路」周辺国が中国からの対外投資協力のホットスポットになったと説明。「一帯一路」の建設推進は、中国企業へ「走出去(海外進出)」の新たな活力を注入し、中国の資本、中国の装備、中国の技術が世界各国のなかでも特に発展途上国から歓迎されていると指摘した。統計によると、2016年1-11月の中国企業による対外直接投資額は1617億米ドルで、前年同期に比べ55.3%増加。「一帯一路」周辺53カ国に対する直接投資額は133億5000万米ドルと、全体の8.3%を占め、加工製造、技術研究・開発、資源開発などの分野で投資と合併買収が進んだ。同時期の「一帯一路」周辺61カ国での海外請負工事新規契約額は合計1003億6000万米ドルに上り、中国の海外請負工事のうち「一帯一路」周辺国での事業展開規模は、全体の約半分を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月3日