『中国経済網』は新年に当たって2016年の中国経済を振り返り、総括をまとめた。以下の通り、国内の10大ニュースを挙げている。
一、供給側構造改革が本格的に進む
2016年は中国の供給側構造改革が本格的に進む年となった。以前は、過剰な生産能力や工業の高い資産負債率・コストなどの問題が経済と社会の持続可能な発展を抑制していた。こうした問題を解決するために中国政府は、供給側構造改革に着手し、改革の5大任務として生産能力の削減、在庫の減少、レバレッジの解消、コストの引き下げ、不足分野の補強を掲げた。
二、人民元がSDR通貨バスケットに採用される
人民元は2016年10月1日、特別引出権(SDR)通貨バスケットに正式採用され、人民元国際化の大きなマイルストーンを打ち立てた。人民元は米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円に次ぐ世界第5の準備通貨となり、国際通貨基金(IMF)が中国の国際舞台での台頭と、金融市場グローバル化に取り組む努力を高く評価していることが示された。