中国人的資源・社会保障部(省)、外交部(外務省)、教育部(省)はこのほど、優秀な外国人留学生が大学卒業後に中国で就職することを認めることを通達した。同通達は、「人材発展体制・メカニズム改革を深化させることに関する意見」(中発〔2016〕9号)を実行するため、仕事の経験のない一部の優秀な外国人留学生が大学卒業後に中国に残って就職することを認めるとしている。人民日報海外版が報じた。
同政策の対象となる外国籍の大学卒業者には、▽中国の大学で修士課程以上の学位を取得し、卒業1年以内である外国人留学生▽中国以外の国の有名大学で修士課程以上の学位を取得し、卒業1年以内である外国籍の大学卒業者が含まれている。
外国人の「就職証」の有効期限は1年。外国籍の大学卒業者を雇用して1年経ち、その企業が引き続き雇用を希望する場合、規定に基づいて審査手続きを行い、雇用を続けることができる。雇用期限は5年以下。ただ、外国籍の大学卒業者が納めている個人所得税が希望給与に対する課税金額を下回っている場合、または企業が予定する給与が規定されている基準を下回っている場合、「就業証」を延長することはできない。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年1月12日