商務部研究院国際市場研究部の白明副主任は、自由貿易試験区戦略について、より広い範囲への普及と複製に重心が移るとの見方を示した。中国と米国、中国と欧州の投資協定交渉や、中韓、中豪の自由貿易協定などの「対外的複製」と、「対内的複製」として、自由貿易試験区周辺地域での複製や開発区、保税区、新区を拠点とした工業団地型複製があると指摘。国家級開発区の建設が1984年に始まってからすでに33年が経ち、工業団地型複製の条件が整ったため、工業団地をさらに開放すれば、中国の開放による恩恵が及ぶ範囲を広げることができるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月13日