中国中鉄五局が建設を請け負う重点制御性プロジェクト「塔稍村トンネル」が、安全かつスムーズに貫通した。これは宝蘭旅客専用線(宝蘭高速鉄道)全線のすべてのトンネルが貫通したことを意味し、全区間が年内にも開通する見通し。
宝蘭旅客専用線は国家中長期鉄道ネットワーク計画「八横八縦」の一部で、竣工した西宝旅客専用線の宝鶏南駅から西に延び、甘粛省天水市、定西市を経由し蘭州西駅に至る。設計上の総延長は401キロで、国鉄Ⅰ級双方向電気化鉄道だ。設計上の時速は250キロ、投資総額は564億5000万元。2012年10月着工で、全線の工期は5年。
竣工後、宝鶏から蘭州の移動時間は現在の6時間から2時間に、西安から蘭州は8時間から3時間に短縮される。
さらに開通し運営を開始した鄭徐旅客専用線、蘭新旅客専用線、未来の徐連旅客専用線を加えると、中国は将来的に隴海線を上回る東西を結ぶ大動脈を手にすることになる。江蘇省連雲港から新疆ウルムチに直通し、さらに阿拉山口までつながる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月12日