習主席は会議開幕日の17日に演説を行う予定だが、その内容に世界が注目している。世界経済と中国経済に対し、どのような見解を述べるか、混乱の続く世界情勢や世界が直面する様々な問題に対し、中国がどのような知恵を出し、どのような解決策を提示するかに世界中が期待している。今回の訪問は、グローバル・ガバナンス体制の変革という点で重要な意味を持つものであり、中国が果たす役割は大きい。
習主席は「人類運命共同体の構築」なる構想を提唱してきたが、これは人類が進むべき方向性を指し示すものだ。 習主席は2015年に国連創設70周年を記念する一連のサミットに出席し、政治や安全保障、経済発展、環境などの幅広い分野にわたって、この「人類の運命共同体」を築く必要性を説いてきた。こうした国際秩序とグローバル・ガバナンス体制の変革を進める中国の案は国際社会に大きな反響を呼び起こし、広く受け入れられた。
習主席は今回、訪問先の国連ジュネーブ事務局で、「人類の運命共同体」に関するハイレベル会合に出席し、演説も行う予定で、この共同体構想についてより詳しい見解を述べる。「中国の特色ある大国」の外交理論とグローバル・ガバナンス体制の変革にも大きな影響をもたらすものとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月13日