三
ジュネーブは近現代国際関係史において重要な位置があり、国連及びその他の専門機構など政府間国際組織の発展をその目で見、イランの核問題やシリア、中東平和プロセスなど重要でホットな問題が段階的な協議に達成する場合を提供し、「ジュネーブ条約」、「包括的核実験禁止条約」など一連の国際条約と法律文書がここで採択されました。
1971年、国連における中華人民共和国の合法的権利が回復され、ジュネーブにあるその他の国際機関に復帰した後、平和や安全、発展、人権、社会など各分野で努め、人類の平和と発展という崇高な事業に貢献をしました。中国は各国とともに、長期間の模索を通じて特にジュネーブでの多国間外交実践で、主権平等、平和的和解、法治正義、開放と包容、人道主義などの理念と原則を提唱してきました。これらのことはジュネーブ多国間主義精神の中身を体現しただけでなく、中国外交の伝統でもあります。
今回の国連ジュネーブ事務局に対する訪問は、関係各方面とともに歴史を改めて語りあい、各方面から認められた外交理念を広め、ともに「人類の運命共同体」を構築するというこの重要な課題を探り、より美しい世界の構築のため各方面の意見を聞き取りたいと思います。
WHO・世界保健機構は保健分野での事務を担当する国連の専門機構であり、全世界の保健事業を健全化させ、世界人民の健康維持に重要な貢献をしています。保健は中国の発展における重要な一面であり、中国対外協力分野における重要な分野でもあります。世界保健機構との協力は、中国の衛生と健康事業のレベルを引き上げ、全世界の保健事業にも貢献をしました。陳馮富珍(マーガレット・チャン)事務局長とともに、中国と国際保健機関の協力について意見交換を十分に行いたいと思います。
オリンピック運動が100年あまりの道のりを歩んできました。人類の全面的な発展の実現、各国人民間の友好増進、世界の平和と発展、進歩の事業推進などで積極的な役割を果たしました。中国は終始一貫して、オリンピック運動の支持者と参加者で、2008年北京オリンピックとパラリンピック、南京ユースオリンピックをそれぞれ開催し、現在2022年の北京冬季オリンピックとパラリンピックの開催のために積極的にその準備に取り組んでいます。国際オリンピック委員会を訪問し、トーマス・バッハ会長及び国際オリンピック委員会のオリンピック精神とオリンピック運動の推進に関する意見を伺う機会があればうれしいです。
スイス各界の代表らとともに、協力と革新について話し合い、中国とスイスの関係、中国とヨーロッパの関係、中国と国連の関係、中国とオリンピック運動の関係発展を推進し、新しい1年により素晴らしい発展を収めることを期待しています。
「中国国際放送局日本語版」2017年1月16日