中国の習近平国家主席は15日から、スイスを公式訪問し、国連ジュネーブ本部で、「人類運命共同体」の理念について語る。人民日報は15日、「人類運命共同体の理念が未来を照らす」と題する記事を掲載し、「人類運命共同体」理念を詳しく解読した。人民日報が伝えた。
記事によると、「運命共同体」の理念は、古くから受け継がれてきた中華文化に根付き、中国が常に貫いてきた外交の理念とも結び付いている。現在、世界各国の利益と運命は緊密につながりがあり、小さな動きでも全局に影響する立体網様体が少しずつ形成されている。協力とウィンウィンを核心とした新型国際関係を構築し、人類運命共同体を構築するというのは、時代の流れと歴史をしっかりと把握したうえで、中国が世界に提案する東洋の知恵に満ちた解決策である。
同記事は、「2012年以降、習近平主席は国内外のさまざまな場で、『運命共同体』を詳しく解説し、人類文明が進むべき道という点における中国の判断を世界に伝えてきた。中国と周辺国は、安定した速度で運命共同体を構築しており、地域レベルの運命共同体構築は安定して推進されている。小さなことから始めてそれを拡大させ、各方面の利益の最大公約数を追求することに着眼していることは、中国が自国の発展と各国の共同発展をうまく結び合わせる必要を強く認識していることの表れで、世界から一層大きな賛同の声が上がるようになっている」と指摘している。