15年9月に開催された国連創設70周年を祝う一連のサミットで、習近平主席は、「人類運命共同体」を構築する重要な意味を全面的に解説した。同記事によると、「平等な扱いを受け合い、互いに話し合い、互いに理解を示し合うパートナー関係を築くことは、運命共同体を実践する主要な方法。公正・公平で、共に建設し、共に享受する安全な構造を築くことは、運命共同体を築く上での重要な保障。また、オープンでイノベーションを重視し、包容的で互恵を満たす発展を追求することが運命共同体の基本原則に従うことだ。そして、和して同ぜず、様々なものを受け入れる文明交流を促進することこそが、 運命共同体の紐帯をしっかり結び合わせることができる。自然を尊びあがめ、自然にやさしい生態体系を構築することは、運命共同体の恒久的な未来に着眼することだ。『五位一体』というはっきりした筋道が、人類運命共同体を構築する構造全体、手段全体を形成し、国際関係の発展の明るい前途を描いている」。
人類の発展という長い歴史において、人類運命共同体はどのような方法で徐々に歴史の一幕を築いていくのだろう?同記事は、「中国は国政運営における経験を世界各国と共有し、自国の発展によって人類社会の共同発展を促進する。改革開放以降の30年で、中国は先進国が数百年かけて歩いてきた発展の歴史を完走し、国内総生産(GDP)は世界2位に躍り出、約7億人が貧困層から抜け出した。16年に杭州で行われたG20サミットは、G20 史上最も多くの成果が得られたサミットと称されている。多くの海外メディアや学者は、『中国の改革発展理念のグローバル化が進んでいることの表れ』と分析している」と強調している。