第3に、FTAによってグローバル化を推進する。スイスは中国とFTAを締結し、自由貿易と投資の円滑化を主張している。スイスはエコ、健康、スマート、平和のシルクロード建設において独特かつ重要な役割を発揮している。習主席はダボスで開催される世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の開会式にも出席し、基調演説を行う。現在の反グローバル化の潮流の中、中国の国家主席がダボス会議に初めて出席し、グローバル化を積極的に推進し、包摂的グローバル化を提唱することには重要な歴史的意義がある。習主席は世界経済の成長が苦況にある深いレベルの原因を分析し、苦境を脱するための方向と道筋を探り、世界経済の発展に対する国際社会の自信を高めると同時に、中国経済の注目される問題に対する国際社会の関心と結びつけ、中国の改革開放の成果と発展経験を明らかにし、現在の中国経済の状況と政策措置を紹介し、中国経済に対する各方面の客観的で深い理解と認識を後押しする。
習主席のスイス訪問は今年の中国外交のラッパを吹き鳴らす。これは中国・欧州関係の発展推進、「一帯一路」と国連の全面的連携の推進、グローバル化の包摂的で各国に恩恵をもたらす方向への発展にとって多重の意義を持つ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年1月16日