論評は、「経済グローバル化が抱える問題にどのように対処し、あらゆる国や民族によりよく恩恵が及ぶようにするにはどうしたらよいか」と問題を提起し、それに対する回答として、「革新による駆動を堅持し、活力に富んだ成長モデルを打ち出し、革新と変革を大胆に進めてはじめて、グローバル経済の成長・発展のボトルネックをうち破ることができる。協同と連携を堅持し、開放的でウィンウィンの協力モデルを打ち出し、開放の中で機会と利益を共有してはじめて、相互利益とウィンウィンを実現できる。時代とともに進む道を堅持し、公平で合理的なガバナンスモデルを打ち出し、グローバルガバナンスシステムをグローバル経済局面がつきつける新たな要求に適応させてはじめて、グローバル経済に有力な保障を提供することができる。公平性と包容性を堅持し、バランスのとれた恩恵がゆきわたる発展モデルを打ち出し、発展の公平性、有効性、協同性を高めてはじめて、人々が発展の成果を共有できるようになる」と述べた。また、「習近平主席が提起した4つの主張で、グローバル経済の深層レベルの弊害を指摘し、すべてのチャンスを十分に利用し、すべての課題に協力して対応するという智恵と心意気を表し、経済グローバル化の方向性をしっかりと誘導するために、根本的な問題と末端の問題をともに治めることのできる処方箋を提供したといえる」と述べた。
論評は最後の部分を、「習近平国家主席が強調したように、経済グローバル化プロセスのリバランスを実現させ、グローバル経済が苦境から脱するよう誘導することは、各国の指導者が果たすべき役割であり、各国国民の期待でもある。人類の運命共同体という意識をしっかりとうち立て、手を携えて努力することで、ともに難関を乗り越えられる」と結んだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月19日