中国証券監督管理委員会の方星海副主席は、2017年スイス・ダボス会議の「世界の回復、中国の役割」円卓会議に参加し、中国経済について「中国経済の成長そのものが世界経済に対する大きな貢献である」と述べた。
方副主席は中国の自動車市場を例に挙げ、「昨年中国での自動車販売台数は2430万台と前年比15%増加した。そのうち米フォードの中国での伸びは同14%増と、中国市場全体の伸びをわずかに下回った。しかしフォードの米国での販売はわずかに1%増であり、このことから中国での伸び率が米国の伸びをはるかに上回っていることがわかる」と説明。「世界経済が不確実性に満ちている状況下、中国はその中で極めて積極的な役割を果たしている。その役割は、世界の人からますます世界経済に対する大きな貢献と見られている」と指摘した。