中国の消費について方副主席は、「経済発展に伴い、消費の経済に占める役割は着実に高まっていくはずだ。中国の今後の経済成長は消費がけん引するとの考えは間違いないが、中国は依然として発展途上国であり、国民の富の蓄積も足りておらず、貯蓄率は極めて高いままである」「これほどの貯蓄額は中国国内の投資だけでなく使いきれず、一部は海外に向かうことになる。従って当分の間、中国の対外投資資金の量は極めて多く、これが世界経済に大きな発展のチャンスをもたらす」と述べた。
また方副主席は、「中国の中産階級の上昇に伴い、同階層の人の消費能力も一段と高まっていくことになる」と指摘。実際、昨年1~11月、中国のチーズの輸入量は前年同期比21.9%増加し、ワインの輸入も19.9%増加した。「こうした傾向は今後も続くと見られ、中産階級の増加に伴い、消費も一段とレベルアップ。中国は欧州や米国にとって巨大な市場である」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月19日